世間体とは
「世間体が悪い」とか
「世間体が気になる」など
耳にしたことは、ありませんか？
では「世間体」とは、いったい何でしょうか？
世間体とは、
世間の人に対する体裁
のことを指します。
世間とは
あなたと関係のある人たちで成り立っている世界
のことを指します。
会社や学校で関わっている人、
地域や近隣の知り合いなど、
あなたと繋がりがある人たちのことを
世間体と呼びます。
「世間体が気になる」というのは
「あなたと繋がりがある人たちからの
目(評価)が気になる」という意味になります。
世間体を気にするのは、正しい？間違い？
では、なぜ
「世間体が気になる人」と
「世間体が気にならない人」が
いるのでしょうか？
「世間体が気にならない人」
の中に
「世間体を気にしないようにしている人」
がいます。
この人は、実際のところ
意識しないようにしているだけで
世間体が気になっている
わけですから、
含めないことにします。
世間の人に対する体裁が気にならない人
のその理由は、何でしょうか？
その答えは、
世間の人に対する体裁
の「世間」が「自分」だからです。
世間の人に対する体裁は
気にしていませんが、
自分(自身)に対する体裁は
気にしています。
視点が「世間」か「自分」なのか
という違いです。
では、どちらが本当の意味で
正しいのでしょうか？
現実社会では、
世間を気にして生きている人
が、大多数です。
「一般的に」「普通は」
という言葉を使った場合、
世間を気にして生きている人
の方を指すと思います。
しかし(自分が抱える)苦しさで
考えてみてください。
世間を気にして生きている人
の方が苦しさを抱えています。
苦しさを指標とした場合
世間体が気にならない人
の方が幸福度が高いです。
幸せをベースに考えた場合
自分(自身)に対する
体裁が良くなるように過ごし、
世間体を気にせずに生きる
というのが正しい生き方だと
私は思います。
なぜ、世間体が気になるの？
「気にするな！」と言われても
気になるものは、気になるものです。
なぜ、そもそも
世間体を気にしてしまうのでしょうか？
それは、あなたがあなた自身に対して
自信がないからです。
自分が自分自身に対して
信用や信頼が低く、それに加えて
自己評価は正しくない
と決めつけてしまい
他人からの評価＝自分の評価
としてしまったからです。
他人からの評価が上がらなければ
自分の評価を上げることができないため
他人からの評価を上げることに
必死になってしまうのです。
自分自身の正しい評価は
自分にしかできない
(※他人にはできない)
と、気づくことができれば
世間の人に対する体裁など
全く気にする必要がないことが分かります。
「他人からどう思われているか?」
と考えることは少なく、むしろ
「他人にどう見せたいのか？」
の方が、考える回数は占めていきます。
世間体は存在するけど偏っているもの
世間体は、存在します。
しかし、あなたを取り巻く世界は
いつまでも同じではなく、同じ人でさえ
捉え方は偏ったり、変わったりします。
例えば、私が起業した直後は
平日の昼間に近所を歩いているため
無職だと近所の方から思われていました。
そのような、存在はするけど掴めない
雲や煙のようなもののために
他人に合わせて人生を過ごしても、決して
幸せな気持ちには、なれません。
世間の人に対する体裁など考えず
自分が自分に対する体裁を考えて
世間体を気にせず生き始めると
自分を生きるというのが
何だか、分かってきます。
その時、それを上手く言葉に
出来なくてもいいのです。
自分の中で感覚として
あればいいのです。
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