人生を変えたいのに変われない理由|「やりたいこと」より先に気づきたいこと
「やりたいことが見つかれば、人生が変わる」
そんなふうに考えたことはありませんか?
自分に向いている仕事を探す。
夢中になれるものを探す。
本当にやりたいことを探す。
もちろん、それも大切です。
でも、やりたいことを探し続けているのに、
なかなか人生が変わらないことがあります。
それは、人生が動き始めるきっかけが、
必ずしも「やりたいこと」の中にある
とは限らないからです。
その前に、大切な感情があります。
それが「もう、このままは嫌だ」
という嫌気です。
人生を変えるきっかけになる「嫌気」
嫌気は、決して心地いい感情ではありません。
できることなら、感じたくないと思うかもしれません。
でも、その嫌気が強くなることで、
嫌気がさす
↓
今までの状態を続けたくなくなる
↓
選択や行動が変わる
↓
人生が動き始める
ということがあります。
たとえば、
今の体型が気になる。
収入に不満がある。
今の仕事を続けることに違和感がある。
同じ人間関係を繰り返している。
毎日を過ごしていても、生きている手応えがない。
それでも、
「まあ、仕方がない」
「まだ何とかなる」
「そのうち変わるだろう」
と思っている間は、
今までと同じ状態を続けることができます。
けれど、
「もう嫌だ」
「このままではいたくない」
「これ以上、同じことを続けたくない」
という思いが強くなると、
「じゃあ、自分はどうしたいのだろう」
と考え始めます。
人生が変わるのは、
「やりたいこと」が見つかった時
だけではありません。
今までと同じ状態を続けることに、
本気で嫌気がさしたときから、
人生が動き始めることもあるのです。
人は「まだ大丈夫」と思っている間は変わりにくい
人は、今の状態に
まだ耐えられているうちは、
なかなか大きく変わりません。
「まあ、こんなものかな」
「まだ我慢できる」
「今すぐ変えなくてもいい」
そう思っている間は、
今までの毎日を続けることができます。
体型を変えたい。
収入を増やしたい。
仕事を変えたい。
人間関係を変えたい。
もっと自分らしく生きたい。
そう思っていても、今の状態を
受け入れられている間は、
本気で動くところまで
いかないことがあります。
ところが、
「この生活をあと何年も続けたくない」
と思ったとき、今まで見ないように
していたことが気になり始めます。
「仕方がない」と思っていたことにも、
「本当に、このままでいいのだろうか」
という疑問が生まれます。
嫌気が、変化の
スイッチになることもあります。
嫌気がさすことと、自分を嫌うことは違う
ここで大切なのは、
「今の状態に嫌気がさすこと」と、
「自分自身を嫌うこと」は違うということです。
「こんな人生は嫌だ」と思ったからといって、
「自分はダメだ」
「自分には価値がない」
と、自分自身まで否定する必要はありません。
嫌気は、
「本当はもう、この状態を続けたくない」
という自分の可能性に気づく
きっかけになることがあります。
大切なのは、自分を責めることではなく、
「今まで続けてきた生き方を、これからも続けたいのか」
と考えてみることです。
今までそう生きてきたことと、
これからも同じ生き方を
続けなければならないことは、別です。
気づいたところから、
選択を変えることはできます。
今の生き方の「その先」を見てみる
毎日仕事へ行く。
家に帰る。
ご飯を食べる。
スマートフォンを見る。
眠る。
そして、また次の日が始まる。
特別に大きな問題はない。
でも、
「生きている手応えがない」
そんな感覚を抱えている人もいます。
それでも毎日は過ぎていくため、
立ち止まらなければ、
その生活を何年でも続けることができます。
そこで一度、今の生活の先を想像してみてください。
1年後
3年後
5年後
10年後
今とほとんど同じ生活が続いていたら、
自分はどう感じるでしょうか?
「これでいい」
と思えるのであれば、
無理に変える必要はありません。
けれど、
「このままでは嫌だ」
「この想像できる未来には行きたくない」
「今とは違う生き方をしたい」
と感じたなら、
その感覚をごまかさないことです。
今の生き方の延長線上を見ることで、
初めて気づけることがあります。
「やりたいこと」が分からないなら
「自分は何をしたいんだろう」
「何が向いているんだろう」
「どんな人生にしたいんだろう」
そう考えても、答えが出ないことがあります。
そんなときは、無理に
「やりたいこと」を探さなくても構いません。
先に、
「自分は、何に嫌気がさしているのか」
を考えてみてください。
・いつも人の顔色を気にすること
・我慢することが当たり前になっている毎日
・自分の気持ちを後回しにすること
・嫌な仕事を「仕方がない」と続けること
・変わりたいと思いながら、何年も同じ状態を続けること
・自分の人生なのに、自分で選んでいる感覚がないこと
「もう続けたくないこと」が分かると、
その反対側に、
「本当はどう生きたいのか」
が見えてくることがあります。
何をしたいか分からなくても、
何をもう続けたくないのかは分かります。
実は、そこから始めてもいいのです。
嫌気があっても、変われないことがある
一方で、
「今のままでは嫌だ」
と思っているのに、
なかなか動けないこともあります。
だからといって、
意志が弱いとは限りません。
変わろうとすると、
「失敗したらどうしよう」
「今より悪くなったらどうしよう」
「人にどう思われるだろう」
「自分にできるのだろうか」
といった不安や怖さが出てくることがあります。
また、
「どうせ変わらない」
「何をしても無駄だ」
という気持ちが残っていることもあります。
つまり、
今の状態は嫌だ。
でも同時に、変わることも怖い。
そんな状態になることがあります。
だから、
「これだけ嫌なのに、なぜ動けないんだろう」
と自分を責めるだけでは、
前に進みにくくなります。
大切なのは、
「変わろうとしたとき、
自分の中にどんな感情が出てくるのか」
を見ていくことです。
嫌気は、自分の人生を選び直すきっかけになる
人生を変えるために、
最初から立派な夢を持つ必要はありません。
明確な目標がなくても構いません。
「本当にやりたいこと」が、
まだ分からなくてもいいのです。
まずは、
「もう、この生き方は嫌だ」
という自分の気持ちに気づくことからです。
そして、
「自分は何に嫌気がさしているのだろう」
「本当はどうしたいのだろう」
と向き合っていきましょう。
すると、その奥に、
「もっと自分を大切にしたい」
「もっと自由に生きたい」
「本当はこうしたかった」
という気持ちが見えてくることがあります。
嫌気がさすことは、
終わりではありません。
これまでの生き方を見直し、
自分の人生を選び直す
始まりになることもあるのです。
このままでいいのか分からなくなったときは
「今のままでは嫌だ」
そう思っているのに、
何を変えればいいのか分からない。
自分が本当はどうしたいのかも分からない。
そんなこともあります。
長い間、自分の気持ちを我慢したり、
周りを優先したりしていると、
自分自身の本音が見えにくくなることがあるからです。
ストレスクリアルームのでは、
目の前の悩みだけではなく、
その問題に対して、
自分の中にどのような感情があるのか
を一緒に向き合い手放していきます。
「変わりたいのに変われない」
その背景にも、自分では気づいていなかった
不安や怖さ、無力感、思い込みなどが
関係していることがあります。
人生を無理に変えようとするのではなく、
まず、自分の中で何が
引っかかっているのかを知ることです。
そこから、これまでとは違う
選択肢が見えてくることがあります。
「もう、このままは嫌だ」
その気持ちが、これからの生き方を
見直す最初のきっかけになるかもしれません。
竹田 久善(たけだ ひさよし)
ストレスクリアルーム 代表カウンセラー・心理療法士
新潟市中央区にある「ストレスクリアルーム」で心の悩みに向き合い、感情を解放す
るカウンセリングを行っています。
これまで2,511件以上の相談に携わり、不安・怒り・悲しみなどの感情の悩みをはじめ
、人間関係、仕事・職場、恋愛、夫婦、家族・親子関係、トラウマなど、さまざまな
悩みと向き合ってきました。
代表ブログでは、日常の悩みや生きづらさの背景にある感情や心理について、これま
での経験や学びをもとに分かりやすくお伝えしています。
[竹田久善のプロフィール・経歴を見る]