他人のせいにしてしまう心理とは?|被害者意識を手放す方法

query_builder 2025/12/03
思考のクセ
他人のせいにしてしまう心理とは?|被害者意識を手放す方法

何か嫌なことが起きたとき、

「あの人のせいで、こうなった」

「会社のせいで苦しい」

「親のせいで、自分はこうなった」

と思うことがあります。


反対に、

「全部、自分のせいだ」

「自分が悪かった」

「自分がもっとちゃんとしていれば」

と、自分を責めてしまう人もいます。


一見すると、

「他人のせいにする人」と

「自分のせいにする人」は、正反対

のように見えるかもしれません。


しかし、ストレスクリアルームでは、

この2つには共通している部分が

あると考えています。


それは、

「誰かのせいにする」という考え方です。


他人を責めるのか。

自分を責めるのか。


責める対象が違うだけで、

どちらも「○○のせい」

という考え方の中にいるのです。


では、

他人のせいにも、

自分のせいにもしなくなったら、

私たちはどのように

物事を捉えるようになるのでしょうか?

他人のせいと自分のせいは反対ではない

私たちは、

自分のせい ⇔ 他人のせい

だと考えがちです。


「他人のせいにしてはいけない」

と言われると、

「では、自分が悪いと思えばいい」

と考えてしまうことがあります。


しかし、それでは責める対象が、

他人から自分に変わっただけ

です。


ストレスクリアルームでは、

本当の意味で反対側にあるのは、

自分のせい・他人のせい ⇔ 誰のせいにもしない

という状態だと考えています。


誰かを悪者にしなくてもいい。

自分を悪者にしなくてもいい。


「誰が悪いのか」を探すのではなく、

「では、自分はこれからどうするのか?」

に意識を向けていく、

ここに大きな違いがあります。

○○のせいという考え方と被害者意識

「○○のせい」という考え方が強くなっているとき、

その背景に被害者意識があることがあります。


「私はこんなことをされた」

「自分ばかり損をしている」

「あの人が悪い」

「自分は悪くない」

そう感じていると、

自分は「された側」、

相手は「した側」

という関係になります。


そして、

自分を被害者、

相手を加害者として

捉えるようになることがあります。


だから、

被害者意識から

加害者意識も生まれる

とストレスクリアルームでは

考えています。


自分が被害者であるためには、

その反対側に、

「自分にこんなことをした人」

という加害者が必要になるからです。

被害を受けたことと被害者意識は別

ここは、とても大切です。

実際に誰かから傷つけられたり、
理不尽なことをされたりした事実まで、

「あなたの考え方の問題」

ということではありません。


相手に責任がある行為はあります。


また、危険な状況であれば、

相手から離れたり、周囲や適切な機関に

助けを求めたりすることが必要な場合もあります。


ここでお伝えしている「被害者意識」とは、

起きた出来事そのものではなく、

その出来事に対して

自分の中に残り続けている意識や感情

についてです。


出来事が終わったあとも、

「あの人のせいで、自分の人生はこうなった」

という思いに苦しみ続けている。


その状態から自分自身を

解放していくことを考えていきます。

被害者意識がなかなか手放せない理由

では、

なぜ被害者意識は、
簡単に手放せないのでしょうか?


1つには、

「自分は悪くない」

と自分を守ることができる

からです。


自分が被害者であれば、

相手が悪い。


自分には責任がない。

そう考えることができます。


また、周囲から、

「大変だったね」

「あなたは悪くないよ」

と同情してもらったり、
理解してもらったりした

経験があるかもしれません。


それによって

心が救われたこともあるでしょう。


つまり、

被害者の立場にいることによって、
自分を守ることができた部分もあるのです。


だから、

頭では「被害者意識を手放したい」

と思っていても、簡単には手放せない

ことがあります。

被害者意識の奥には感情がある

ストレスクリアルームでは、

被害者意識そのものだけではなく、

その被害者意識を作っている感情

と向き合います。


例えば、

「あの人のせいだ」

と思っているとき、

その奥には何があるでしょうか?


・怒り

・悔しさ

・悲しみ

・寂しさ

・怖さ

・不安

・無力感


さまざまな感情が

残っていることがあります。


表面では、

「あの人が悪い」

と思っていても、

その奥では、

本当は深く傷ついていた

ということもあります。


だからこそ、

「人のせいにするのをやめよう」

と頭で考えるだけでは、
なかなか変わらないことがあります。

自分のせいにしても被害者意識はなくならない

他人を責めることに

抵抗がある人は、

反対に、何でも

自分のせいにしてしまう

ことがあります。


「自分が悪かった」

「自分が我慢すればよかった」

「自分に魅力がなかったから」

「自分がもっと頑張ればよかった」


一見すると、責任を自分で

引き受けているように見えます。


しかし、

自分を責めることと、

自分の責任を引き受けることは違います。


自分を責め続けても、

苦しみが増えるだけかもしれません。


「他人が悪い」から「自分が悪い」

へ移動することが

目的ではないのです。

誰のせいでもないとは責任を放棄することではない

では、

「誰のせいにもしない」とは、

何が起きても「仕方ない」

と諦めることでしょうか?


そうではありません!


ストレスクリアルームでは、

誰のせいにもしないことは、

自分の人生に対する

責任を自分で引き受けること

だと考えています。


これは、

「起きたことは全部、自分の責任だ」

という意味ではありません。


自分ではどうすることも

できなかった出来事もあります。


他人に責任がある出来事もあります。

しかし、

その出来事が起きたあと、

「これから自分はどうするのか?」

を選ぶことはできます。


相手を変え続けようとするのか?

自分を責め続けるのか?

距離を取るのか?

自分の気持ちを伝えるのか?

環境を変えるのか?

抱えている感情を手放していくのか?

自分の人生を

これからどうしていくのか?


そこに自分自身の責任があります。

自分の責任を引き受けると、人生が戻ってくる

「あの人のせいで自分は幸せになれない」

と思っていると、

自分が幸せになれるかどうかは、
相手次第になります。


相手が謝ってくれたら。

相手が変わってくれたら。

相手が分かってくれたら。

そうしたら自分は楽になれる。


これでは、

自分の人生の主導権を

相手に渡している状態

になってしまいます。


しかし、

「相手がどうするかは相手のこと」

「自分がこれからどう生きるかは自分のこと」

と分けられるようになると、

相手が変わることを待たなくても、

自分の人生を動かすことができます。


これが、

「誰のせいにもしない」

ということの大切な部分です。

被害者意識を手放すとは、相手を許すことではない

被害者意識を手放すというと、

「相手を許さなければいけないの?」

と思う人もいるかもしれません。


しかし、

必ずしもそうではありません。


許せない相手を、
無理に許そうとしなくてもいいのです。


相手と仲直りしなければ

いけないわけでもありません。


被害者意識を手放す目的は、

相手のためではなく、

自分自身がその出来事や

感情に縛られ続けないため

です。


相手を許すかどうかと、

自分が抱えている感情を消化することは、
分けて考えることができます。

被害者意識を作っている感情を消化する

被害者意識を手放していくためには、

「もう人のせいにしない」

と自分に言い聞かせるだけではなく、

その被害者意識を作っている感情を消化していくこと

が大切です。


「あの人のせいだ」と思ったとき、

すぐにその考えを否定するのではなく、

1度、自分の内面に目を向けてみてください。


「私は、この出来事で何を感じたのだろう?」


怒っているのか?

悲しいのか?

悔しいのか?

怖かったのか?

寂しかったのか?

分かってもらえなくて苦しかったのか?


そこにある感情に向き合い手放していく。


感情が自分から離れていくことで、

「あの人のせいだ」

という思いも、少しずつ

弱くなっていくことがあります。

被害者意識は自分1人では気づきにくいこともある

被害者意識は、

自分にとっては、

「当然のことを考えているだけ」

と感じることがあります。


自分が被害者の立場にいることで、

何を守ってきたのか?

どんな感情を抱えているのか?

なぜその出来事を手放せないのか?

自分1人では気づきにくい部分もあります。


また、長い間持ち続けてきた

考え方や感情であれば、

頭で理解しただけでは

変わらないこともあります。


そんなときには、

専門家の力を借りながら、

自分の中にある感情を整理し、
消化・解放していく方法もあります。


ストレスクリアルームでも、

被害者意識の奥にある感情に目を向け、

その感情を解放していく

サポートを行っています。

他人のせいにも、自分のせいにもしなくていい

嫌な出来事が起きたとき、

誰かのせいにしたくなることがあります。


そして、

「人のせいにしてはいけない」

と思って、

今度は自分を責めてしまうこともあります。


しかし、

他人を責めることから、

自分を責めることへ移る必要はありません。


目指すのは、

「他人のせい」でも

「自分のせい」でもなく

「誰のせいにもしない」状態

です。


そして、

自分の人生について、

「では、自分はこれからどうしたいのか?」

を自分で選んでいく。


被害者意識を手放すということは、

過去に起きた出来事をなかったことにすることでも、

相手の行為を正当化することでもありません。


自分の中に残っている感情を消化し、

過去や相手に自分の人生を

決めさせないことです。


誰かを責め続けなくてもいい。

自分を責め続けなくてもいい。


自分の人生だからこそ、

自分の責任を自分で引き受け、

これからどう生きるのかを、

自分で選んでいく。


そこから、「○○のせい」に

縛られない生き方が始まっていきます。

【この記事を書いた人】
竹田 久善(たけだ ひさよし)
ストレスクリアルーム 代表カウンセラー・心理療法士

新潟市中央区にある「ストレスクリアルーム」で心の悩みに向き合い、感情を解放するカウンセリングを行っています。

これまで2,511件以上の相談に携わり、不安・怒り・悲しみなどの感情の悩みをはじめ、人間関係、仕事・職場、恋愛、夫婦、家族・親子関係、トラウマなど、さまざまな悩みと向き合ってきました。

心の学びでは、日常の悩みや生きづらさを軽くするための気づきや本質について分かりやすくお伝えしています。

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竹田 久善(たけだ ひさよし)
ストレスクリアルーム 代表カウンセラー・心理療法士
新潟市中央区にある「ストレスクリアルーム」で心の悩みに向き合い、感情を解放す
るカウンセリングを行っています。
これまで2,511件以上の相談に携わり、不安・怒り・悲しみなどの感情の悩みをはじめ
、人間関係、仕事・職場、恋愛、夫婦、家族・親子関係、トラウマなど、さまざまな
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