「自分が正しい」と思うと苦しくなる理由|正しさを手放す方法

query_builder 2025/12/17
思考のクセ
「自分が正しい」と思うと苦しくなる理由|正しさを手放す方法

「どう考えても、自分の方が正しい」

「どうして、あの人は分かってくれないのだろう」

「間違っていることを見ると、許せない」

人間関係の中で、
このように感じることはありませんか?


自分が正しいと思うこと自体が、
悪いわけではありません。


しかし、

「自分が正しい」という

思いが強くなるほど、

相手の考えを許せなくなり、

自分自身が苦しくなってしまう

ことがあります。


では、なぜ「正しさ」が

苦しみにつながるのでしょうか?


今回は、

正しさ・正義感・ジャッジと感情の関係

について考えていきます。

正しいこと=良いことと考えてしまう

私たちは小さい頃から、

「正しいことをしましょう」

「間違ったことをしてはいけません」

と教えられてきました。


そのため、

正しい=良い

間違っている=悪い

という考えを持ちやすくなります。


もちろん、社会で多くの人と

一緒に生きていくためには、

ルールや決まりが必要です。


赤信号では止まる。

人の物を盗まない。

人を傷つけない。


このような社会生活を

維持するためのルールまで、

必要ないという話ではありません。


ここで考えたい「正しさ」は、

人によって考え方や

価値観が違うことに対して、

自分の答えだけを

正しいものとしてしまうことです。

正しさが「ジャッジ」に変わる

例えば、

〇と●の2つの考え方があったとします。


自分は、

「私は〇が良いと思う」

それでいいのです。


しかし、

「〇が正しい」

という思いが強くなると、

今度は、

「だから●は間違っている」

という考えが生まれます。


さらに、

「●と考える人はおかしい」

「考えを改めるべきだ」

「分からせなければいけない」

と、相手をジャッジするようになることがあります。


ここから苦しみが生まれます。


自分とは違う考え方をする人がいる度に、

・腹が立つ

・イライラする

・許せない

・相手を責めたくなる

・相手の考えを変えたくなる


つまり、

正しさへのこだわりが強くなるほど、

自分とは違うものに対して

ネガティブな感情が生まれやすくなる

のです。

正しさと正義感が苦しみを生む

「正しいことをしたい」

という気持ちそのものが、
全て悪いわけではありません。


しかし、正しさはネガティブな感情のため

強く握ると「自分の正しさに

反するものを許せない」

という状態になることがあります。


そして、そのプライドから

・怒り

・イライラ

・不満

・嫌悪感

・批判的

などの感情が生まれます。


ストレスクリアルームでは、

正しさや正義感の感情は

ネガティブな感情であり

その感情を手放すことを

大切にしています。


「私は正しい」

という思いの感情に、

どんな苦しさがあるのだろう?

と考えてみるのです。

なぜ、相手が間違っていると思うのか?

私たちは、

自分が経験してきたことをもとに、
物事を判断しています。


人生で体験した経験と

抱えている「正しい」という

プライドの感情があることで


相手が自分と違う考えを持った時に

相手は間違えていると判断し、

相手はその考えを替えるべきだ、

と思ってしまうのです。


しかし、相手も同じです。

相手には相手の人生があり、

相手なりの経験から作られた
「正しさ」があります。


つまり、

自分の正しさと、

相手の正しさが同じとは限らない

のです。

立場が変われば、正しさも変わる

人間関係のトラブルでは、

双方が、

「自分の方が正しい」

と思っていることがあります。


夫婦喧嘩でもそうです。

夫には夫の言い分がある。

妻には妻の言い分がある。


職場でも、

上司には上司の考えがあり、

部下には部下の考えがあります。


親子でも、

親には親の正しさがあり、

子どもには子どもの思いがあります。


見る立場や経験、価値観が変われば、

同じ出来事でも「何が正しいのか」

は変わることがあります。


自分から見えている世界だけが、
全てではないのです

正しさで人を否定しなければいい

では「正しいと思うことは

悪いことなのでしょうか?」

というと、そうではありません。


自分なりの考えを

持っていていいのです。


「私は〇の方が良いと思う」

「私はこうしたい」

「私はこの考えを大切にしたい」


それで構いません。


大切なのは、

自分が〇を選んだからといって、

●を選んだ人まで否定しなくてもいい

ということです。


「私は〇」

「あなたは●」

そこで終わることができれば、

相手を変える必要もありません。

相手を責める必要もありません。


自分の正しさを証明するために、
争い続ける必要もありません。

正しさと自分にとって良いことは違う

「どちらが正しいのか?」

と考える代わりに、

「自分にとって、どちらが良いのだろう?」

と考えてみます。


これは似ているようで、
大きく違います。

「〇が正しい」とすると、

●は間違いになります。


しかし、

「私は〇の方が良い」

であれば、

相手が●を選んでも構いません。


自分にとって良いものを選ぶ。


相手には、相手が良い

と思うものを選ぶ自由がある。


この考え方ができるようになると、

「正しい・間違っている」で

人をジャッジする必要が

少なくなっていきます。

正しさを手放すと、自分軸が育っていく

正しさを手放すというのは、

「何も考えず、人に合わせる」

という意味ではありません。


むしろ逆です。

相手が自分と違っていても、

「相手はそう考えるんだな」

と認める。


そのうえで、

「私はこう思う」

と言えることです。


周囲の人と考えが違っていても、

自分が良いと思うものを選ぶ。


社会的に少数派だったとしても、

必要であれば自分の考えを伝える。


そして、相手にも

相手の考えがあることを認める。


これは、

自分軸で生きること

にもつながります。

正しさを手放すための2つのこと

正しさへのこだわりを手放していくために、
ストレスクリアルームでは大きく

2つのことが大切だと考えています。

自分の正しさ=すべての人の正しさではないと知る

まず、

自分が正しいと思っていることが、

すべての人にとって正しいとは限らない

と知ることです。


自分には自分の考えがある。

相手には相手の考えがある。


どちらかを必ず

「正しい・間違っている」

に分けなくてもいいことがあります。


これを理解するだけでも、

相手の考えに対する見方が

変わってくることがあります。

正しさにくっついている感情を手放す

もう1つが、

正しさや正義感にくっついている

感情を消化・解放していくこと

です。


例えば、

「間違っている人を見ると、

ものすごく腹が立つ」のであれば、

相手の間違いだけを見るのではなく、

「なぜ私は、これほど腹が立つのだろう?」

と自分の内面に目を向けます。


そこには、怒りだけではなく、

・悔しさ

・悲しさ

・怖さ

・不安

・許せない気持ち

など、別の感情が

隠れていることもあります。


そして、その感情を消化していくことで、

同じ出来事を見ても、以前ほど強く

反応しなくなることがあります。

【この記事を書いた人】
竹田 久善(たけだ ひさよし)
ストレスクリアルーム 代表カウンセラー・心理療法士

新潟市中央区にある「ストレスクリアルーム」で心の悩みに向き合い、感情を解放するカウンセリングを行っています。

これまで2,511件以上の相談に携わり、不安・怒り・悲しみなどの感情の悩みをはじめ、人間関係、仕事・職場、恋愛、夫婦、家族・親子関係、トラウマなど、さまざまな悩みと向き合ってきました。

心の学びでは、日常の悩みや生きづらさを軽くするための気づきや本質について分かりやすくお伝えしています。

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竹田 久善(たけだ ひさよし)
ストレスクリアルーム 代表カウンセラー・心理療法士
新潟市中央区にある「ストレスクリアルーム」で心の悩みに向き合い、感情を解放す
るカウンセリングを行っています。
これまで2,511件以上の相談に携わり、不安・怒り・悲しみなどの感情の悩みをはじめ
、人間関係、仕事・職場、恋愛、夫婦、家族・親子関係、トラウマなど、さまざまな
悩みと向き合ってきました。
代表ブログでは、日常の悩みや生きづらさの背景にある感情や心理について、これま
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