人に合わせすぎる人が自分を見失う本当の理由
「本当は嫌なのに、断れない」
「相手にどう思われるかが気になって、自分の意見が言えない」
「気づけば、いつも人の顔色をうかがっている」
そんなことはありませんか?
人に合わせられることは、
決して悪いことではありません。
相手を思いやる力があり、
空気を読む力があり、
周りとの調和ができるということでもあります。
しかし、人に合わせすぎてしまうと、
少しずつ自分の気持ちが分からなくなっていきます。
「私は本当はどうしたいのか?」
「何が好きで、何が嫌なのか?」
「自分の人生を生きている感覚がない」
そんな状態になってしまうことがあります。
今回は、
・なぜ、人に合わせすぎてしまうのか
・なぜ、自分を見失ってしまうのか
・人に合わせすぎる人の心の奥にある感情
・自分を取り戻すために必要なこと
について、詳しくお伝えします。
人に合わせすぎる人とは?
人に合わせすぎる人とは、
自分の気持ちよりも、
相手の気持ちや反応を優先し続けて
自分自身の考えがなくなる人です。
例えば、
・本当は嫌なのに「大丈夫」と言ってしまう
・断りたいのに断れない
・相手の機嫌をすぐに察してしまう
・自分の意見を言う前に、相手の反応を考えてしまう
・場の空気を壊さないように、自分を抑えてしまう
・頼まれると無理をしてでも応えてしまう
このような状態です。
一見すると、優しい人に見えます。
しかし、本人の内面では、
・我慢
・緊張
・(心の)疲れ
・不満
・寂しさ
・虚しさ
が溜まっていることがあります。
なぜ、人に合わせすぎてしまうのか?
人に合わせすぎる人は、
ただ優しいから合わせているわけではありません。
心の奥には、
「嫌われたくない」
「見捨てられたくない」
「怒られたくない」
「否定されたくない」
「迷惑をかけてはいけない」
という感情が隠れていることが多いです。
つまり、人に合わせているようで、
本当は“不安”や“恐れ”から
自分自身を守っているだけなのです。
・相手に合わせていれば、嫌われないかもしれない。
・自分を出さなければ、否定されないかもしれない。
・我慢していれば、関係が壊れないかもしれない。
そうやって無意識に、
自分を守るための方法として
「人に合わせる」という考えや価値観を
選び続けているだけなのです。
人に合わせすぎると、なぜ自分を見失うのか?
人に合わせすぎる状態が続くと、
自分の気持ちを感じる前に、
相手の気持ちを優先するようになります。
すると、少しずつ、
「私はどうしたい?」よりも、
「あの人はどう思う?」
が先に出てくるようになります。
本当は休みたいのに、引き受ける。
本当は嫌なのに、笑って流す。
本当は違うと思っているのに、相手に合わせる。
これを繰り返していると、
自分自身からサインを送っても
思考は受け取らないため
段々と、自分自身から
思考に対してサインを
送らなくなっていきます。
そうなると、自分がどう思っているのか
自分がどう感じているのか探っても、
サインが来ないため、自分の本音が
分からなくなってしまいます。
そしていつの間にか、
「何をしたいのか自分が分からない」
「人といると疲れる」
「一人になっても心が休まらない」
という状態になってしまうのです。
「優しさ」と「自己犠牲」は違う
人に合わせすぎる人は、
自分のことを「優しい性格」だと
思っているふしがあります。
もちろん、優しさはあります。
ですが、本当の優しさとは、
自分を犠牲にすることではありません。
自分を押し殺して、
相手に合わせ続けることは、
優しさではなく自己犠牲です。
自己犠牲ですから
自分を差し出しているわけです。
だから、苦しくなるのです。
自己犠牲が続くと、心の奥では、
「どうして私ばかり我慢しなきゃいけないの?」
「こんなに合わせているのに、分かってもらえない」
「大切にされていない気がする」
という不満や怒りが溜まっていきます。
自分自ら自分自身を
差し出しているわけですから
相手から見返りを求めてしまいます。
その見返りを感じないから
苦しみを感じてしまうのです。
つまり、人に合わせすぎることは、
一見すると心の穏やかさを選んでいるようで
実は、自分の中に苦しさを
溜め込んでいる状態だったのです。
人に合わせすぎる人の心の奥にある感情
ストレスクリアルームでは、
人に合わせすぎる原因を、
性格だけの問題とは考えません。
その奥には、未消化の感情が
残っていることが多いと考えています。
例えば、
・過去に自分の意見を否定された悲しみ
・怒られた時の恐れ
・見捨てられそうになった不安
・愛されるためには良い子でいなければいけないという思い込み
・本音を出すと関係が壊れるという恐怖
・自分には価値がないという感覚
このような感情が残っていると、
大人になってからも
無意識に人に合わせ続けてしまいます。
頭では、
「もっと自分を大切にしたい」
「断ればいいだけ」
「気にしすぎないようにしよう」
と思っていても、抱えている感情が
反射的に反応してしまうのです。
だから、
・分かっていても変われない
・決めても、また合わせてしまう
・気づけば、また我慢している。
それは、意志が弱いからではありません。
心の奥に残っている未消化の感情が、
まだ反射的に反応しているからです。
なぜ、考え方を変えても楽にならないのか?
人に合わせすぎる人は、
よく人から言われます。
「もっと自分を出せばいい」
「嫌なら断ればいい」
「気にしなければいい」
確かに、その通りです。
しかし、それができないから苦しいのです。
なぜなら、問題は考え方だけではなく、
抱えている感情の反射的な反応にあるからです。
・断ろうとすると怖くなる
・本音を言おうとすると罪悪感が出る
・相手が不機嫌になると、自分が悪い気がする
・自分を優先すると、わがままだと思ってしまう
このような感情が残っている限り、
頭で分かっていても行動は変わりにくくなります。
だからこそ必要なのは、
無理に強くなることではありません。
自分の中にある未消化の感情を、
ただ手放していけばいいのです。
人に合わせすぎる状態を手放すとどうなるのか?
人に合わせすぎる原因となっている
ネガティブな感情が和らいでくると、
少しずつ本来の自分が戻ってきます。
例えば、
「本当は嫌だったんだ」
「私はこうしたかったんだ」
「無理してまで合わせなくてよかったんだ」
「相手の機嫌は、私の責任ではなかったんだ」
と気づけるようになります。
すると、自然に変化が起こります。
・断ることへの罪悪感が減る
・自分の意見を言いやすくなる
・人の顔色に振り回されにくくなる
・無理な付き合いを減らせる
・自分の本音に気づけるようになる
・人間関係が楽になる
これは、わがままになることではありません。
自分を犠牲にしないで、楽に
人と関われるようになるということなのです。
本来の自分を取り戻すために大切なこと
人に合わせすぎる人に必要なのは、
いきなり強く自己主張することではありません。
大切なのは、 自分の本音に向き合い
まずは、気づくことです。
「本当は疲れている」
「本当は行きたくない」
「本当は嫌だった」
「本当は分かってほしかった」
「本当は寂しかった」
この小さな本音を無視しないことです。
人に合わせすぎてきた人ほど、
自分の本音を感じることに慣れていません。
だからこそ、 まずは自分の内面に向き合い
本来の自分に戻ることから始めるのです。
人に合わせすぎて苦しいなら
人に合わせすぎてしまうのは、
あなたが弱いからではありません。
あなたの中に、
・嫌われないように
・傷つかないように
・関係を壊さないように
ずっと頑張ってきた未消化の感情があるからです。
でも、もう自分を抑圧し続けなくても
大丈夫です。
本当に大切なのは、
誰かに合わせて生きることではなく、
自分の気持ちを取り戻しながら
人とも関わることです。
ストレスクリアルームでは、
ただ考え方を変えるのではなく、
人に合わせすぎる原因となっている
未消化の感情を手放すサポートをしています。
「人に合わせすぎて疲れる」
「自分の本音が分からない」
「断れない、人の顔色を見てしまう」
そんな状態が続いているなら、
それは自分を取り戻すタイミングかもしれません。
あなたが、自分の気持ちを大切にしながら、
もっと楽に人と関われるように
その一歩を、始めてみませんか?