自分への忠誠心とは?|自分を裏切らず、自分らしく生きるには
「忠誠心」という言葉を聞くと、
誰かに尽くすことや、組織に従うこと、
大切な人を裏切らないことなどを
思い浮かべる方が多いかもしれません。
忠誠心とは、特定の人や組織、
理念などに対して誠実であり続け、
裏切らずに尽くそうとする
気持ちや姿勢のことです。
本来は、奴隷関係や服従関係のように
強制されるものではなく、
自らの意志によって生まれる結びつき
と考えることができます。
では、その忠誠心は、
他人にだけ向けるものなのでしょうか?
もし、
「最も忠誠を尽くす相手は、自分自身である」
と考えたら、どうでしょう?
この記事では、
・忠誠・忠誠心とは何か
・自分への忠誠心とは何か
・自分に忠誠を尽くすことで何が変わるのか
・自分への忠誠心を持つために大切なこと
についてお伝えします。
忠誠心とは?
「忠誠」とは、人や組織などに対して、
まごころをもって尽くすことを意味します。
そして忠誠心とは、
特定の人や組織、
理念などに対して誠実であり続け、
裏切らずに尽くそうとする気持ち
のことです。
歴史的にも、忠誠心は
自分以外の誰かや集団に対して
向けられるものとして語られてきました。
・国に忠誠を尽くす
・組織に忠誠を尽くす
・大切な人を裏切らない
・信じている理念を貫く
このように考えると、忠誠心には、
「大切なものを裏切らない」
という意味が含まれていることが分かります。
では、その「大切なもの」の中に、
自分自身を入れてみたらどうでしょうか?
自分への忠誠心とは?
自分への忠誠心とは、
自分の本心や価値観、
大切にしていることに対して誠実であり、
自分自身を裏切らずに生きようとする姿勢
のことです。
・自分が本当はどう感じているのか?
・自分は何を大切にしたいのか?
・どんな人生を送りたいのか?
・何を選び、何を選びたくないのか?
そうした自分の本心を無視せず、
他人の評価や周囲の価値観だけに
流されるのではなく、
「私はどうしたいのか」
を大切にして生きていくことです。
もちろん、何でも自分の思い通りに
することではありません。
相手を尊重しながらも、
同じように自分の気持ちや
価値観も尊重する。
誰かに強制されるのではなく、
自らの意志で自分を信じ、
自分に対して誠実であり続ける。
それが、自分への忠誠心です。
私たちは知らないうちに自分を裏切ることがある
自分を裏切るというと、
少し強い表現に感じるかもしれません。
しかし日常生活では、
知らないうちに自分の本心とは
違う選択をしていることがあります。
本当は断りたいのに、
嫌われるのが怖くて引き受けてしまう。
本当は違うと思っているのに、
周囲に合わせて「そうだね」と言ってしまう。
本当は挑戦してみたいのに、
失敗するのが怖くて諦めてしまう。
自分が傷ついているのに、
「自分さえ我慢すればいい」と耐え続ける。
本当は休みたいのに、
「もっと頑張らなければ」
と自分を追い込み続ける。
こうしたことが続けば、
少しずつ自分が何を感じ、
何を望んでいるのかが
分からなくなっていくことがあります。
他人を裏切らないことばかりを大切にして、
自分自身を裏切り続けて
しまうこともあるのです。
他人に尽くすことと、自分を犠牲にすることは違う
人を大切にすることは、
とても素晴らしいことです。
・家族を大切にする
・パートナーを大切にする
・友人を大切にする
・仕事仲間を大切にする
しかし、
誰かを大切にすることと、
自分を犠牲にすることは
同じではありません。
相手を大切にするために、
自分の気持ちをいつも押し殺す。
相手に嫌われないために、
自分の考えを曲げ続ける。
相手の期待に応えるために、
自分が望んでいる人生を諦める。
それが続いてしまえば、
「誰かに誠実であること」と引き換えに、
自分自身に対して不誠実になってしまいます。
だからこそ、
自分への誠実さを持つこと
が大切なのではないでしょうか?
自分への忠誠心がもたらすもの
自分への忠誠心を持つようになると、
人生の判断基準が
少しずつ変わっていきます。
「人からどう思われるだろう」
だけではなく、
「自分はどう感じているのだろう」
という視点を持てるようになります。
自分を信じられるようになる
自信とは、
何でも上手にできることだけではありません。
自分が迷ったときや、
困難な状況になったときでも、
「最後は自分を見捨てない」
と思えることも、大きな自信につながります。
自分の本心を大切にし、
自分との約束を守り、
自分で決めたことを積み重ねていく。
その経験が、
「自分は自分を信頼していい」
という感覚につながっていきます。
自分軸が育っていく
周囲の意見に耳を傾けることは大切です。
しかし、誰かに何かを言われるたびに
自分の考えが変わってしまえば、
人生の方向性を見失いやすくなります。
自分への忠誠心がある人は、
他人の意見を聞いたうえで、
「では、自分はどうしたいのか」
と考えることができます。
自分の価値観や本心を
判断の基準にできるため、
自分なりのブレにくい軸
が育っていきます。
自分らしい選択が増えていく
自分への忠誠心を持つことは、
「本来の自分になること」
「自分らしく生きること」
にもつながります。
他人から認められる人生ではなく、
自分自身が納得できる人生を選ぶ。
その選択を積み重ねていくことで、
少しずつ自分らしい人生になっていきます。
自分への忠誠心を持つには
自分への忠誠心を持つために大切なのは、
自分を信じることと、
自分に嘘をつかないことです。
まずは、
「私は本当はどうしたい?」
と自分に問いかけてみてください。
すぐに答えが出なくても構いません。
これまで周囲を優先して生きてきた人ほど、
自分の本心が分からなくなっていることもあります。
そんなときには、
自分を信じることを邪魔する感情を手放すこと
自分に尽くすために必要な感情を持つこと
です。
その不必要な感情を手放すことも
必要な感情を取り戻すことも
ストレスクリアルームでは
サポートしています。
自分に忠誠を尽くすという生き方
私たちは、
他人との約束を破れば気づきます。
誰かを裏切れば、
罪悪感を抱くこともあります。
ところが、
自分との約束を破ったときには、
それほど気にしないことがあります。
「また今度でいい」
「自分さえ我慢すればいい」
「みんながそうしているから」
そうやって自分を後回しにすることに、
いつの間にか慣れてしまうこともあります。
でも、一生を通して
最も長く付き合っていく相手は、
自分自身です。
だからこそ、
誰かに忠誠を尽くすように、
自分自身にも誠実でいて
いいのではないでしょうか。
自分を信じる。
自分の本心を大切にする。
自分の価値観を裏切らない。
そして、
自分が本当に歩みたい人生を選んでいく。
必要なのは、
他人への忠誠心よりも
自分自身への忠誠心です。
忠誠心を誰かに向けるのではなく、
自分自身にも向けてみてはいかがでしょうか?
自分との関係が変われば、
これまでと同じ世界にいても、
見える景色や感じる感覚が
少しずつ変わっていくのです。