嘘はついてはいけない?ついていい嘘とその心理を解説
「嘘はついてはいけない」
多くの人が、子どもの頃から
そう教えられてきたのではないでしょうか。
たしかに、嘘は基本的には
つかない方が良いものです。
なぜなら、嘘は真実ではないからです。
ただ、もう少し深く見ていくと、
嘘の問題は「事実と違うことを言った」
という表面的なことだけではありません。
本当に心に影響するのは、
嘘をついた後に生まれる罪悪感です。
「嘘をついてしまった」
「本当のことを言えなかった」
「相手をだましてしまったかもしれない」
その気持ちが心の中に残り続けると、
自分を責めたり、自分には価値がない
ように感じたり、幸せになることを
無意識に止めてしまうことがあります。
この記事では、嘘をついてはいけない理由、
ついていい嘘はあるのか、嘘をつく心理、
そして嘘をついた後の罪悪感を
手放す方法についてお伝えします。
嘘とは何か
嘘とは、
真実ではないことを言うことです。
事実とは違うことを言う。
本当の気持ちとは違うことを言う。
知っているのに知らないふりをする。
言いたくないことを隠すために、別のことを言う。
こうしたものは、
広い意味で嘘に含まれます。
ただし、嘘にはいろいろな種類があります。
・相手を傷つける嘘
・自分を守るための嘘
・場を壊さないための嘘
・相手を喜ばせるための嘘
・本音を隠すための嘘
すべての嘘を同じように
「悪い」と決めつけることはできません。
大切なのは、その嘘によって
誰かを傷つけていないか、
そして自分の心にどんな
感情が残っているかを見ることです。
嘘をついてはいけない本当の理由
嘘をついてはいけない本当の理由は、
ただ「真実ではないから」
だけではありません。
嘘をついたとき、人の心には
罪悪感という感情が生まれるからです。
「悪いことをした」
「本当のことを言えなかった」
「自分は正直ではない」
「相手を裏切ったかもしれない」
このような罪悪感が心の中に残ると、
自分自身を責めるようになります。
そして、その罪悪感が強くなると、
無意識の中で自分を罰するような
感覚が生まれることがあります。
「私は汚れた人間だ」
「私は悪いことをした人間だ」
「だから幸せになってはいけない」
「私は愛される資格がない」
このように、
嘘そのものよりも、
嘘をついた後に残る
罪悪感が心を苦しめてしまうのです。
だからこそ、嘘はできる限り
自分のために、つかない方が良いのです。
嘘をつく心理
人が嘘をつくとき、
その奥には何らかの感情があります。
ただ悪意があるから
嘘をつくとは限りません。
むしろ、多くの場合、
嘘の奥には不安や恐怖があります。
たとえば、
・怒られたくない
・嫌われたくない
・責められたくない
・失望されたくない
・自分を守りたい
・相手を傷つけたくない
・本音を言うのが怖い
・その場を丸く収めたい
このような心理から、
人は嘘をつくことがあります。
つまり、嘘の奥には「守りたい」
という気持ちが隠れていることが多いのです。
・自分を守りたい
・相手を守りたい
・関係を壊したくない
・場の空気を悪くしたくない
だから、嘘をついた自分を
すぐに責める必要はありません。
大切なのは「なぜ嘘をついたのか」
という心の背景に気づくことです。
ついていい嘘はあるのか
では、ついていい嘘はあるのでしょうか。
結論から言えば、あります。
誰も傷つけず、
相手を安心させたり、
喜ばせたりする嘘であれば、
必ずしも悪いものとは言えません。
たとえば、
・相手を励ますための言葉
・その場をやさしくするための言葉
・相手の気持ちを守るための表現
・必要以上に傷つけないための配慮
こうした嘘は、
相手をだますためではなく、
思いやりから生まれることがあります。
もちろん、事実を大きく歪めたり、
相手の判断を狂わせたりする嘘は
良くありません。
しかし、相手を傷つけないための
配慮としての嘘は、時には
人間関係をやさしくすることもあります。
良い嘘なら、いくらでもついていいのか
ついていい嘘があるとしても、
良い嘘ならいくらでも
ついていいわけではありません。
なぜなら、自分自身だけは
「本当ではないことを言った」
と分かっているからです。
相手が傷ついていなくても、
相手が喜んでいたとしても、
自分の心の中には「真実ではない」
という気持ちが残ることがあります。
「本当のことではなかった」
「少しごまかしてしまった」
「本音とは違うことを言った」
その小さな気持ちが積み重なると、
自分の心が疲れていきます。
だから、できる限り嘘は
つかない方が良いのです。
・嘘をつかなくても済む表現を選ぶ
・相手を傷つけずに本音を伝える
・言いたくないことは無理に話さない
・正直さと思いやりの両方を大切にする
これが、自分にも相手にもやさしい生き方です。
嘘をついた後に苦しくなる理由
嘘をついた後に苦しくなるのは、
罪悪感が残るからです。
罪悪感とは、
「自分は悪いことをした」
と感じる感情です。
この罪悪感が一時的なものであれば、
反省して行動を改めるきっかけになります。
しかし、罪悪感が長く残り続けると、
自分を責める感情に変わってしまいます。
「あの時、嘘をつかなければよかった」
「自分は最低だ」
「本当のことを言えない自分はダメだ」
「こんな自分は幸せになってはいけない」
このように、嘘をついた出来事以上に、
自分を責める苦しさが
大きくなってしまうことがあります。
本当につらいのは、
嘘そのものではなく、
嘘をついた自分を許せないことなのです。
嘘による罪悪感は、心に残り続けることがある
罪悪感は、目には見えません。
しかし、心の中に残り続けると、
人生のいろいろな場面に影響します。
たとえば、
・自分に自信が持てない
・人から責められるのが怖くなる
・幸せになることに抵抗が出る
・人間関係で遠慮しすぎる
・自分を大切にできなくなる
・何かあるたびに自分を責める
罪悪感が強い人は、
無意識の中で自分を罰してしまうことがあります。
・成功しそうになると怖くなる
・幸せになりそうになると壊したくなる
・人に優しくされても受け取れない
・自分だけ楽しむことに罪悪感が出る
これは、心の奥で
「自分は罰を受けるべきだ」
と感じているからです。
だからこそ、
嘘をついた後の罪悪感は、
放置しないことが大切です。
嘘をついた自分を責め続けなくていい
嘘をついたことがあるからといって、
あなたが悪い人間というわけではありません。
人は誰でも、弱さや不安から
嘘をついてしまうことがあります。
・嫌われたくなかった
・怒られたくなかった
・失いたくなかった
・本当のことを言う勇気がなかった
・相手を傷つけたくなかった
そこには、あなたなりの理由があったはずです。
もちろん、嘘を正当化する必要はありません。
必要であれば、謝ることも大切です。
同じことを繰り返さないようにすることも大切です。
正直に生きようとすることも大切です。
でも、それと同時に、
嘘をついた自分を
一生責め続ける必要はありません。
大切なのは、自分を責めることではなく、
そこにあった感情に気づくことです。
嘘をつかないために大切なこと
嘘を減らすためには、
ただ「嘘をつかないようにしよう」と
我慢するだけでは十分ではありません。
嘘をつきたくなる背景にある感情を
見ていくことが大切です。
たとえば、
・嫌われるのが怖い
・怒られるのが怖い
・本音を言うのが怖い
・自分を守りたい
・相手を傷つけたくない
・自分に自信がない
こうした感情が強いほど、
人は嘘をつきやすくなります。
だから、嘘をつかないためには、
正直に言える心の土台を整えることが大切です。
・自分の気持ちに気づく
・怖さを無理に抑え込まない
・本音を少しずつ言葉にする
・自分を守るために、嘘以外の方法を選ぶ
正直に生きるとは、
何でもそのまま言うことではありません。
自分にも相手にも誠実であろうとすることです。
嘘による罪悪感を手放す方法
嘘による罪悪感を手放すためには、
まず自分の中にある感情に気づくことが大切です。
「私は何に罪悪感を感じているのか」
「本当は何が怖かったのか」
「なぜ本当のことを言えなかったのか」
「その時、自分は何を守ろうとしていたのか」
このように、自分の心を責めずに見つめていきます。
罪悪感は、責めれば責めるほど強くなります。
しかし、やさしく見つめていくことで、
少しずつほどけていきます。
そして、もう抱え続ける必要のない
罪悪感は、手放していくことができます。
嘘はつかない方がいい。でも、嘘をついた自分を責め続けなくていい
嘘は、基本的には
つかない方が良いものです。
なぜなら、嘘をつくことで、
心の中に罪悪感が残る
ことがあるからです。
ただし、嘘をついたことがあるからといって、
自分を責め続ける必要はありません。
人は、不安や恐怖、自分を守りたい気持ちから
嘘をついてしまうことがあります。
大切なのは、嘘をついた自分を責めることではなく、
その奥にある感情に気づくことです。
そして、もう必要のない
罪悪感を手放していくことです。
・自分に誠実に生きる
・相手にも誠実に向き合う
それでも過去の罪悪感に苦しんでいるなら、
その感情を少しずつ手放していく。
それが、心を軽くするために大切なことです。
嘘をついた罪悪感を手放したい方へ
「過去についた嘘を思い出して苦しくなる」
「本当のことを言えなかった自分を責めてしまう」
「罪悪感が消えず、心が重い」
「自分は幸せになってはいけないように感じる」
そんな苦しさを抱えている方は、
心の奥に罪悪感が残っているのかもしれません。
ストレスクリアルームでは、
心理カウンセリングと感情解放を通して、
心の奥に残っている罪悪感を
手放すサポートを行っています。
嘘をついた自分を責め続けるのではなく、
その時の自分の弱さや怖さに気づき、
もう必要のない罪悪感を手放していく。
罪悪感を手放すことで、
心は少しずつ軽くなっていきます。
過去の嘘や罪悪感に苦しんでいる方は、
一人で抱え込まず、
ぜひ一度ご相談ください。